私は子供の頃から釣りをやっているので、釣り歴は結構長いです。
(ただ長いだけで大して上手くないですが。)
そのため釣り道具もその頃から色々買っており、自宅の押し入れには当時買った物の一部が残っています。
特段珍しい物がある訳ではないのですが、個人的にはそれなりに思い入れのある物もあります。
海の小物釣り(特にカサゴ)でよく使っていたエコギアのチューブがあったので、今回はこれを紹介したいと思います。
目次
ワームで海の魚を釣るという発想が当時は無かった
私がエコギアのワームを使うようになったのは今から30年くらい前になります。
たまたま読んだ釣り雑誌で当時発売されたばかりの同ワームでカサゴやアイナメを釣る記事を見たのがきっかけです。
当時海のルアーフィッシングは今ほど開拓されておらず、釣りの本を見てもシーバスくらいしか書かれていない物ばかり。
さらにワームはほぼバスフィッシング専用ルアーという位置付けだったため、ワームでバス以外の魚を釣る人も殆どいませんでした。
そのためその記事を見た時は非常に驚いた記憶があります。
当時の私のルアーフィッシングは近所の川でスプーンやスピナーを使ってウグイを釣るくらいだったのですが、カサゴなら近くの海で釣れるのでこの記事を見てやってみようと思いました。
エコギアの最初のラインナップは現在も売られているグラスミノー、同じく現在も売られているミノー、グラブ、ストレート、クローワームのバグ、パドルテールのような形をしたシュリンプ、そして今回紹介するチューブの7種類だったと思います。
(違ってたらすみません。)
私が最初に購入したのはグラスミノーとチューブの2つでした。
この2つを選んだ理由ですが、グラスミノーについては上に書いた雑誌の影響です。
やったことがない釣りでよく分からないので、とりあえず見様見真似で買いました。
そしてチューブについては私が海釣りでよく使っていたタコベイトに形が似ており、何か釣れそうな気がしたからです。
パッケージとワームを改めて観察してみた
パッケージと中身を観察してみます。
写真の物は25年くらい前に購入した物です。
パッケージ
このパッケージを見るまですっかり忘れていましたが、元々はエコギア・パワーワームという名前だったのを思い出しました。
知らない間にパワーワームという部分が無くなっていました。
エコギアはバスプロの田辺哲男氏がワームのデザインしたことで当時話題になりました。
それをアピールするため、パッケージには「Designed by Norio Tanabe」という文言が書かれています。
ちなみにこの文言は現在売られている物にも書かれています。
昔のパッケージにはこのように対象魚が書かれていました。
今ではソルト専用ワームのイメージが強いエコギアですが、元々はバスなどの淡水魚もターゲットに含まれていました。
パッケージの裏面には宣伝文句とおすすめのリグが書かれています。
絵が切れてしまっていますが、一番上のリグはブラクリにセットした物です。
ワーム本体
ワーム本体を取り出してみました。
サイズが2-1/2インチと小ぶりなので、カサゴなどの小物を狙うのに使いやすい大きさです。
比重は軽めで張りのある素材です。
現在の物もそうですが、エコギアの素材は丈夫で千切れにくいのが良いです。
今回久しぶりに触ってみて気付いたのですが、現在の物は素材が変わっているらしく、油っぽさやニオイがかなり軽減されています。
(最近買ったグラスミノーとの比較です。)
使い方ですが、パッケージにはブラクリ、ジグヘッドリグ、スプリットショットリグの3つが書かれていましたが、個人的には極小のオフセットフックと3.5~5gのシンカーを使ったテキサスリグがお気に入りでした。
テキサスリグが好きだった理由は根掛かりしにくいからです。
カラーについてはそれほどこだわりはありませんでしたが、夜釣りがメインのためグロー(夜光色)を好んで使っていました。
写真の物はグローとウォーターメロンの2トーンカラーです。
まとめ
久しぶりにエコギアのチューブを眺めていたら、またこれでカサゴを狙ってみたくなりました。
手持ちがこれだけしかないので使うのを躊躇してしまいますが。
再販を望むところですが、チューブワームは不人気なのでまず無理だと思っています。
ちなみに現在カサゴを狙う時はグラスミノーSとバグアンツ2インチをよく使っています。