結構前の話になりますが、ネットサーフィンをしていた時に見つけた海外釣り具の通販サイトで気になった物があったので購入しました。
それがバークレイのトライリーンビッグゲームというナイロンラインです。
日本でこの糸の存在を知っている人は少ないと思います。
旧ブログでもこのラインについて話をしたことがありますが、今回改めてお話をしたいと思います。
目次
トライリーンビッグゲームについて
トライリーンビッグゲームは元々海釣り用のラインらしいのですが、アメリカでは川や湖でのルアーフィッシングなどジャンルに関係なく使われています。
安くて大容量だけどそれなりに強いってのが人気の理由だそうです。
私は下のリンク先での10ポンドの物を購入したのですが、価格は当時2000円弱くらいだったと思います。
長さですが、このラインは1/4ポンドスプールという日本だと300~600m巻のラインによく使われているスプールに目一杯巻かれています。
そのため太さによって巻かれている長さが違うのですが、購入した10ポンドの場合ですと1500ヤード(約1370m)もあります。
送料込みの値段で考えた場合1mあたり2円程度になります。
国内メーカーのルアー用のナイロンラインは高い物だと1mあたり10円以上するので、そう考えると驚異的な安さです。
現在は円安と輸送費の高騰などで多少値上がりしていますがそれでも安いです。
バークレイの商品は日本ではピュアフィッシングジャパンが取り扱っていますが、この商品については残念ながら取り扱っていません。
そのため実店舗で取り扱っている所はほぼ無いと思います。
使ってみた感想
用途がちょい投げやぶっこみ釣りくらいなので大したことは書けませんが、使ってみた印象は悪くないです。
釣具店によくある1000円するかしないかくらいの安い大容量のナイロンラインに比べたら遥かに良いと思います。
やたらと伸びたり、キャストの回数が増えたらすぐくたびれてしまうようなこともありません。
ちょい投げやぶっこみ釣りなら全く問題ありませんし、1日あたりのキャストの回数が多く傷みやすいルアーフィッシングでも使えそうです。
何より安いので毎回新しい糸に巻き換えても惜しくないのが良いです。
アメリカ製ラインを購入する時の注意点
この糸に限らずアメリカ製のナイロンラインを買う場合、以下の2点について注意する必要があります。
直径をよく確認すること
例えば10lbのラインの場合、日本のメーカーの物はほぼ全て2.5号(直径0.26mm)になっていますが、アメリカ製の物は銘柄によって太さがバラバラです。
また、実際の強度を表示よりもかなり強めに設定しているらしく、同じポンド数の日本のラインと比べると太いです。
色んなメーカーの物を調べてみましたが、10lbのラインのラインの場合、大体3~4号くらいあります。
今回紹介したトライリーンビッグゲームの10lbは直径0.31mmなので、号数で言うと3.5号くらいです。
ナイロンラインの引張強度は直径でほぼ決まるので、ポンド数より直径を気にする必要があります。
現地の相場をよく確認すること
もう一つ注意しなければならないのは現地の相場を確認することです。
日本で正規販売されていない外国製品全般に言えることですが、相場の数倍というとんでもない価格で販売されているケースがよくあります。
このトライリーンビッグゲームも同様で、検索してみると一万円を超えるような価格で出品されている物もあります。
アメリカでは10ドルするかしないかくらいの値段で売られている物なので、為替や輸送費を考慮しても高すぎます。
そんな金額を出すなら国内メーカーのラインを買った方が絶対に良いです。
まとめ
今回はバークレイのトライリーンビッグゲームについてお話をしました。
良いラインだとは思いますが、日本だと適正価格で販売されている所がほとんど無いのに加え、海外通販は難易度が上がるため人にはちょっと勧め辛いです。
多少高くなってもいいのでピュアフィッシングジャパンが取り扱ってくれれば良いのですが、太さが日本の規格に合っていなかったり、表示方法の問題もあるので無理だと思います。
ちなみにこのラインですが、アメリカでは私が購入した1/4スプールより大きい1ポンドスプールに巻かれた仕様もあります。
容量が4倍なので、10lbのラインだと糸巻量は6000ヤード(約5500m)もあります。
私の様な月に数回釣りに行くような人間ではとても使いきれません。
毎日のように釣りをしているフィッシングガイドのような人向けの商品だと思います。