我が家には3Dプリンターがあるのですが、壊れたものを修復したり、家庭や仕事で使うちょっとした小物を作ったりと何かと重宝しています。
ネット上を見ていると面白い物を作っている方がいますが、最近ではルアーを作っている方を多く見るようになりました。
昔はハンドメイドルアーというとバルサ材などの木を削るしか手段がありませんでしたが、現在では3Dプリンターのおかげでプラスチック製ルアーも個人で作れるようになりました。
ウッドルアーは上手く作れず断念しました過去がありますが、これなら私にもできるかもと思い挑戦してみることにしました。
目次
CADでデータを作ってみた
どんなルアーを作るか迷いましたが、今回はクランクベイトを作ってみることにしました。
3Dプリンターで物を作る場合は、データが必要になります。
データはネット上で多数公開されており、それらをダウンロードをして作ることも出来ますが、自分で考えた形の物を作りたいのでCADでデータを作ってみることにしました。
CADは3Dプリンターを使うためによく使っていますが、ルアーのような曲面形状の物は普段作らないため苦戦しました。
ボディの全長(リップの長さは除く)は50mm程度、フックを除いた状態での重さ(ウエイト込み)は7~8g程度を目標にしました。
以前紹介したノーマンのディープベビーNやダイワのピーナッツ(普通のサイズ)と同じくらいの大きさです。
手持ちの物を参考にデータを作ってみました。
ついでにもう一回り小さいサイズも作ってみました。
こちらはボディの全長は40mm程度重さは5g程度を目標にしています。
管釣り用のクランクベイトより少し大きいくらいです。
データを出力してみた
CADの画面上では良さげでも、実際に3Dプリンターで形にしてみるとイマイチなんてことがよくあります。
そこでどんな形になるか試しに出力してみました。
実際にルアーを作る場合、材料は強度のあるABSを使いますが、今回は形状の確認だけなので普段使っているPLAで作ってみました。
出力してみたところ案の定イメージと違うものが出来上がりました。
その後データの修正しては出力を数回繰り返し、ようやく理想的な形になりました。
まとめ
今回はルアーのデータを作る話をしました。
自分で言うのもなんですが、意外とよく出来たと思います。
ただ今回作ったのは外形だけなので、ウエイトやエイト環を付けないとルアーになりません。
そのためそれらを付けるための内部構造を作る必要がありますが、その話は次回にしようと思います。