前回自作クランクベイトの内部構造を作りましたが、今回はそのデータを3Dプリンターで出力し試作品を作ってみました。
初めての作業でよく分からないことも多く手探りの作業となりました。
そして結論からいうと試作1号は失敗に終わりました。
目次
3Dプリンターで出力
まずは作成したデータを3Dプリンターで出力します。
小さいルアーなので1時間ちょっとで出力出来ました。
写真は右半分しか映っていませんが、左側も一緒に出力しています。
組み立て
ボディにエイト環、ウエイト、ラトルを組み込みます。
ウエイトは直径5mmのスチールボールで重量は約0.51gです。
ラトルルームには直径2mmのスチールボールを2個入れました。
パーツを組み込んだらボディを貼り合わせます。
接着剤は何を使ったら良いか分からないので、とりあえず家にあったゴリラグルークリアでくっ付けておきました。
この接着剤ですが、ほとんどの材質に使えて水にも強いので何かと重宝しています。
貼り合わせた後に防水と補強のためにUVレジンでコーティングしました。
使用したUVレジンはセリアで購入した物です。
この段階で重量を量ってみたところ、なんと6.7gもありました。
想定より1gほど重いです。
フックとスナップを取り付けました。
これで試作品の完成です。
ちなみに使用したフックはトラウト用のシングルフックで、フロントは#6、リヤは#4です。
当たり前ですが、フックを付けたら更に重くなりました。
スピニングタックルで扱えるミニクランクというコンセプトで作っていたはずが、ベイトタックルでも投げれる重量になってしまいました。
スイムテスト
完成したのでスイムテストをしてみようと思い、自宅の浴槽に投入したところ沈んでしまいました。
重量が想定よりかなり重い時点で嫌な予感がしていましたが、案の定って感じです。
沈んでもちゃんと泳いでくれればシンキングクランクとしての利用価値はあるのですが、重すぎて全然泳ぎません。
ウエイトとラトルとして使ったスチールボールを再利用しようと思い分解したところ水が内部に入っていました。
接着のやり方が良くなかったようで、これも見直す必要がありそうです。
まとめ
今回はルアーの試作品1号を製作しましたが、ご覧のように見事に失敗に終わりました。
ただ問題点と原因は分かったのでそこは良かったと思っています。
この後対策を織り込んだ試作2号を作ることになりますが、その話は次回にしようと思います。