
大分前になりますが、3Dプリンターでルアーを作った話を記事にしたことがあります。
しばらく記事にしていませんでしたが、その後も微妙に形を変えた物を色々作っていました。
殆どが上手く泳がなかったりと失敗していますが、最近作った超小型バイブレーションが結構良さげなので、今回はそれを紹介したいと思います。
目次
コンセプトと3Dデータ作成
元々は全長2cm台の超小型クランクベイトを作ろうとしていました。
しかし3Dプリンターの素材は多くのルアーに使われているABSに比べ重いため、小さくすると浮力が確保出来ず沈んでしまいます。
そこで浮かせることは諦めて最初から沈むルアーを作ろうと考え、サイズの割に重量があり遠投がしやすいバイブレーションを作ることにしました。

3D CADで形状を作ってみました。
全長は25mmです。
サイズが小さいのでフックはリヤ側1本のみです。
あと魚っぽく見せるために背びれを付けてみました。
背びれはあくまで見た目だけなので、機能面でのメリットは無いと思います。

内部構造はこんな感じです。
上部と後方にエイト環、前方にウエイトを入れます。
ウエイトは今まで作ったルアーはスチールボールを使っていましたが、小さいスチールボールだと重量が足りず、大きくするとボディに収まらないという問題が発生しました。
そこで今回はウエイトの素材を鉛にしました。
泳がせた時に音が鳴るように、ウエイトは完全に固定せずアソビを持たせてあります。
ウエイトの製作

ウエイトについては丁度よい大きさと重さの物が無かったので自作することにしました。
まず、3Dプリンターでウエイトの原型を作り、それをベースにシリコン型を製作しました。

スキレットに使ってないオモリを入れ、バーナーで焙って溶かしました。
鉛は330℃くらいで溶けるので、バーナーで簡単に解かせます。

型を閉じ溶かした鉛を中に注ぎ込みます。

少し待って冷えて固まったら中身を取り出します。

あとは余分な所をカットすればウエイトの完成です。
どのくらいの重さが良いか分からないので、1つの型で大小2種類作れるようにしました。
小さい方が0.7g、大きい方が1gです。
組み立てと塗装

作成した3Dデータを3Dプリンターで出力したら、先程作ったウエイトとエイト環をセットして貼り合わせます。
(上の写真の物は最終形状でないため若干形状が異なります。)
エイト環は以前小型のクランクベイトを作った時に使ったものと同じ物です。
接着剤はアクリル樹脂用接着剤です。

組み立てた物にフックを取り付けて重さを量ってみました。
1gのウエイトを内蔵した物は2.6gになりました。
目標の重量は2.5~3gくらいなのでちょうど良さそうです。
ちなみに使用したフックはオーナーのSBL-55M(ミノー用のシングルフック)の#10です。

0.7gのウエイトを内蔵した物は2.3gです。
これだとちょっと軽めです。

ラインアイにスナップを取り付けてぶら下げてみました。
上の写真の物は1gのウエイトを内蔵した物ですが、水平よりやや頭下がりの姿勢になりちょうど良さそうです。
0.7gのウエイトの物はやや尻下がりになってしまいました。
この後浴槽で泳がせてみましたが、1gのウエイトの物が立ち上がりも良くしっかり泳いでくれました。

0.7gのウエイトの物は捨てるのも勿体ないので、板オモリを貼り付けました。
見た目が不格好になりますが、これでバランスが取れてちゃんと泳ぐようになりました。

せっかくなのでアクリル絵の具で塗装してみました。
一応エアブラシは持っていますが、塗るのが2個だけで準備と片付けが面倒なのでハケで塗ることに。
色は青銀にしてみました。
私はミノーとバイブレーションに関しては昔からこの色が好きです。
どこで何を狙うのにも使えます。
3Dアイ付けた後ラメを混ぜたUVレジンでコーティングして完成です。
塗りがかなり雑になってしまったので、塗装の仕方を練習しようかなと思いました。
まとめ
今回は超小型のバイブレーションを作った話をしました。
記事にまとめるとあっさり出来上がっているように感じますが、形状やウエイトの形状などを決めるのに結構苦労しました。
問題はこれで釣れるかどうかですが、それについては釣り場に持って行って検証しましたので、後日その結果をお伝えしようと思います。
